プロローグ
アキラとロームは、惑星ORONの調査を終え、帰路の途中だった。
「しかし、不思議な惑星だったな」
「ええ、予想もしていませんでした。 楕円軌道で二つの恒星の周りを廻る。 まさか生命が存在するとは思いませんでしたね」
「本当だよ。 連星自体は良くある話だが、惑星を持っている事が稀なのに、その惑星に生命が存在している事が確認出来たのは初めてだ。 しかし、流石に知的生命までは進化しないだろうな」
「そうかも知れませんね。 極めて大きく環境が変化する惑星です。 生命が育まれただけでも、奇跡だったと思います。 ただ、あの大きな生物が母性を持っている様に感じたのは、単なる偶然では無い様な気がします」
「そうだな。 ところで、帰路の予定は?」
「はい、この重力波航行を終えると、次は一気にワープに入ります。 後2日で調査局ステーションに戻れますよ」
「ローム、この仕事の報告を済ませて、TERAに帰って少し落ち着いたら、休暇を取って旅行でもしないか」
「いいですね。 賛成です。 私は、一度、惑星WESTに行ってみたかったんです」
「ええ~、あのWESTワールドってやつか? 惑星全体がアトラクションだって言う」
「そうです。 ちょっと費用は掛かりますが・・・一度位はと」
アキラは暫し黙っていたが。
「OK! ローム、行こう! 偶には楽しまないとな」
「アキラ!」 ロームがアキラに飛びついて来た。 「好きです! アキラ」
ロームがキスをせがんできた。
その時、緊急アラームが鳴り響いた。 ジェミニの声が鳴り響く。
「緊急停止します!」
謎の惑星
「ローム! 何が有ったのか、調べて呉れ」
「はい・・・航路上に障害物が! それで緊急停止した様です。 想定外の・・・惑星です!」
「惑星!? このエリアには恒星は無いぞ。 磁気嵐による誤動作じゃないのか?」
「いえ、間違いありません。 モニターに映します」
コントロールルームのモニター上に、惑星が表示された。
「惑星のサイズは・・・太陽系の火星並み。 表層に僅かに大気が残っていますが、簡易分析では植物を含む生命反応は見られません」
「惑星の軌道は?」
「速度は約45km/sでTERAの公転速度の約1.5倍。 直線運動しています。 つまり・・・漂流している」
「現在の惑星軌道から、出所は割り出せないか?」
「ええ、不可能では無いでしょうが、時間が掛かります。 ジェミニ! 解析をお願い」
「了解です。 所要時間は5時間程度の見込み」
「分かった。 ジェミニ! 荒っぽくても1時間でやって呉れ」
「ラジャー」
「ローム、調べてみよう」
「ええ・・・アキラ、調査局員としての血が騒ぎますか?」
「ああ、原因は母恒星の崩壊か、さもなければ重力波利用の人為的なものだろう。 前者のケースで惑星が原形を留めた例は無い。 後者だとすれば、未知の知的文明によるものだ。 惑星上に何か痕跡が有るかも知れない」
「その通りですね。 あの手の固体惑星は比較的恒星の近くで生成された惑星の筈です。 恒星が崩壊すれば、恒星に呑み込まれるか、崩壊エネルギーで共に崩壊するか。 いずれにしても唯では済まない筈です。 奇妙です」
「惑星の周回軌道に入る。 ローム、全球スキャンを頼む」
「了解です」
2人の座る会議テーブル上に、漂流惑星が3D表示されている。
「表層には、極めて僅かな水の存在は検知されますが、大気は極めて希薄。 恐らく母恒星からの離脱時に大気と水を失ったものと思われます。 表面は岩石質で凹凸は存在しますが、極端な高山は存在しません。 恐らく、崩壊したものと思われます。 因みに、軌道上に衛星の類は見られません。 仮に漂流前に有ったとしても、恒星軌道を離脱する段階で振り払われてしまった事でしょう」
「内部は?」
「現地調査をしないとデータは不十分ですが、マントルの流動はあります。 TERAと同程度の年齢、即ち生成から50億年程度では無いかと推定します」
「う~ん、流石に此処からじゃ、これが限界かな。 降りてみるか」
「そうですね。 詳しくは接触でデータを撮らないと。 推定ですが、地表の状態を見る限りでは、以前に豊富な水が存在したであろう事が伺えますので、生命の痕跡は得られると思います。 それに、ここ」
ロームが画像をピンチして拡大した。
「この地形は幾何学的に見えます。 知的生命の遺跡かも知れません」
「確かに、直線と曲線が組み合わさっている様に見える。 言われてみれば、他にも幾つか幾何学構造が見られるな。 良し、最初の調査ポイントはここだ。 ジェミニ、小型シャトルを組み込んで探査機を用意して呉れ。 それとお前も汎用遠隔操作ユニットで一緒に来てくれ」
「アイアイサー」
惑星へ
2人は探査船を離れ、探査機で惑星上へと向かっていた。
「重力は?」
「約0.4Gです。 放射性反応は無し、有害な菌類も無さそうですが・・・当然ですが、船外活動スーツが必要です」
「了解! 後20秒で目標地点に到着する」
目標地点が見えて来た。 上空からの観察では、飛行場の滑走路の様だ。
探査機を着陸させ、船外活動スーツに身を包み外へと出る。
「恒星が無いから真っ暗だな。 ライト無しじゃ何も見えないな」
「ジェミニは良いですね。 全ての周波数が感知出来ますからね」
「はい、皆さんとは違う物が見えていますよ。 可視光だけって言うのは、不便ですね」
「はいはい。 ジェミニ、気になる事が有ったら、全て報告して呉れ」
「アイアイサー」
徒歩で滑走路状のものに近付いた。
アキラは、足元の岩石を拾い上げ呟いた。
「堆積岩だな。 予想通り、過去には大気も有っただろうし、水も存在していた様だな」
ロームとジェミニは、地殻のスキャンとボーリング調査を行っていた。
アキラは、直線的で平坦な場所に膝を付いて地面を摩っていた。
「コンクリートの様だ。 この平坦さ・・・滑走路としか思えない。 しかし、無数のクレーターが・・・隕石のせいだろうな」
ロームが近付いて来た。
「アキラ、まだスキャンを始めたばかりですが・・・この直下の地盤はポーラスな様です。 区画構造だとすれば、人工的な地下構造物の可能性が高いですね」
「ローム、ここはやはり滑走路だったと思う。 少なくとも飛行技術を持った文明迄は進化した生命が存在した証拠だ」
「ええ、間違い無いでしょう。 どの様に恒星軌道から離脱したのか分かりませんが、その時の影響で・・・生命は絶滅したのかも知れません。 簡易な年代分析では、この滑走路状の建築物は、2~3万年前のものの様です」
「アキラ、ローム、スキャンデータが撮れました。 探査機で再生しますのでお戻り下さい」
探査機のコントロールルーム。 会議テーブル上に地殻の3D画像が表示された。
「地下1,000m程に、細かく区画された地下構造物が有ります」 ジェミニが淡々と説明を続けていた。
「内部の気密は保たれているだろうか?」
「可能性は低いと思います。 これをご覧下さい」 地表面を拡大した。
「この滑走路状の建築物を挟んで、丁度この探査機の反対側に地表面への開口部が存在します。 竪坑状のシャフトが、この地下区画まで続いていますので、既に区画部の気密は失われているものと推定されます」
「乗り込んでみるか。 ジェミニ、小型シャトルを切り離して呉れ」
「了解しました」
「ローム、念の為、君はここに残って調査を続けて呉れ。 俺とジェミニで中を見て来る」
「分かりました。 気を付けて行ってきて下さい」
「ああ」 アキラはロームの頬に軽くキスをし、船外活動スーツのヘルメットを被った。
探査機から切り離された小型シャトルに、アキラとジェミニが乗り込んだ。
「ローム、それじゃ行ってくる。 恐らく、竪坑から地下区画に入ると通信が困難になると思う」
「分かりました。 分析を続けながらお待ちしています」
「離陸する」 アキラが操縦桿を操作し、小型シャトルを浮上させた。
「12時の方向、2,500m先です」
「了解!」
滑走路を超えると、開口部が見えて来た。
「こりゃ、隕石が当たった感じに見える」
「そうですね。 大気が存在すれば、地表に届く前に消滅するサイズの隕石だったでしょう。 運悪く、大気を失った後に隕石が落下した様ですね」
「俺達にとっては好都合な開口部だが・・・恐らく、多くの命が奪われたんじゃないかな」
「容易に推測出来る事ですが、2万年以上前の事件です。 アキラ、余り感傷的にならず、今は地下を目指しましょう」
「了解。 竪坑を降りる」
小型シャトルで開口部から入り、竪坑を1,000m程降りる。 竪坑の内面は、金属で補強されており、地表と地下施設との輸送ルートであったものだろう。
竪坑の最深部に着き、シャトルのライトで全周を照らした。
「扉が2か所にある。 一つは結構大きいな、もう一つは小さい。 この惑星の住人は、俺達より小柄だった様だな」
「そうですね。 銀河連盟の規格で比較するなら、身長は120㎝程度。 子供の様な体格だった様です。 これは、区画内の移動に苦労しそうですね」
「仕方ないな。 まあ、無理なサイズじゃない。 シャトルを置いて、徒歩で調査しよう」
「分かりました。 ところで、アキラ。 惑星の出所の解析結果ですが、約3光年離れた恒星系と解析出来ました。 恒星は現在も存在していますので、人為的な原因で恒星の軌道を外れたと推定されます」
「人為的・・・この惑星の住人に、惑星を離脱させる程の重力コントロールが出来たとは思えないがな」
「アキラ、TONA人が衛星を惑星から切り離した時点では、TONA人に恒星間航行技術は有りませんでした。 尤も、直ぐに恒星間航行船の開発に成功していますが」
「そうだな。 固定観念で物事考えちゃいけないな。 良し、地下区画に突入しよう」
地上
ロームは、地殻の3Dスキャン分析を継続していた。
「この惑星全球で、地下区画が12か所存在する。 何故、こんなに地下区画を建造する必要が有ったのかしら・・・」
「ローム、アキラは地下区画に侵入しました。 通信が遮断され、モニター出来なくなりました。 私の遠隔操作ユニットはスタンドアローンに切り替えました」
「ジェミニ、分かったわ。 それで、惑星の故郷は分析出来ましたか?」
「ええ、移動速度は分かっていますので、移動時間を2万年と仮定すると、約3光年離れた恒星系と推定出来ます。 逆に、この恒星系の惑星だったと仮定すると、恒星系の軌道を離れたのは21,230年前と言う事になります」
「その恒星系の調査記録は有りますか?」
「はい、812年前に一度調査されています。 表示します」
モニターに記録が幾つも表示された。
「恒星系の3Dデータを」
会議テーブル上に恒星系が表示された。
「う~ん。 そうかもって思って見れば、第3惑星と第4惑星の間隔が広いですね。 調査記録には何か特徴的な報告は含まれていますか?」
「各惑星の軌道が不安定であり、第3惑星と第4惑星の間に、過去に惑星が存在していた可能性について言及されています。 確かに、この惑星が有ったとすれば、バランスが取れますね」
「他には?」
「第3惑星に巨大な隕石が衝突した痕跡が記録されています。 第3惑星は不毛な固体惑星だった様ですが・・・隕石衝突は約2万年前と分析された様です。 それと、第3惑星にラボと見られる遺棄された建造物が発見されています。 半壊だった様ですが」
「すると、この惑星の住人が惑星探査を行ったと・・・」
「容易に推定出来ますね。 建造物の構造から、ヒューマノイド系で身長1.2~1.3m程度の人達だった事が分析されています」
「しかし、何故この惑星が恒星軌道を離脱したのでしょうか?」
「残念ながら情報が有りません」
「ジェミニ、12か所の地下区画を詳しく調べて下さい。 ポイントは、気密が保たれている可能性の高い区画です」
「了解です。 2か所が該当します。 この惑星の丁度裏側です」
ロームが惑星の3D画像を回転させ、該当の地下構造を拡大した。
「この2つですね?」
「はい。 この2区画は、いずれも地下8,000mに造られています。 しかも、いずれも非常に大きな区画、正確には半径5㎞程度の半球形状のドーム型区画です。 現在調査中の地下構造の様な小さな区画の集合構造では有りません」
「この2区画は、繋がっていますか?」
「いいえ、それぞれ独立しています。 正確には、両区画の中間点に大型の竪坑があり、竪坑の最下点から双方にトンネル状の通路が繋がっています。 しかし、竪坑には開放部があり、トンネルも含め気密が失われている様です」
「分かりました。 次の調査ポイントはここですね。 ジェミニ、アキラとの通信は復旧しませんか?」
「ダメですね。 復旧次第お知らせします」
「アキラ・・・」 ロームは、無意識に両手を握りしめていた。
地下
ジェミニが大きな扉の横に設置された、恐らくは開閉スイッチと思われる端末にケーブルを接続し、扉を開放しようとしていた。
「電気回路の構造は、我々のものと大差有りません。 しかし、電源が来ていませんので・・・こじ開けるしか無いですね」
「小型シャトルのバッテリーに繋いだらどうだ?」
「パワーケーブルが不明ですので、直ぐには出来ません。 一応、ポータブルバッテリーを持って行きますが、今は力ずくの方が早いでしょう」
ジェミニはそう言うと、扉の僅かな隙間に指を差し入れ、扉をスライドさせた。
「開きました。 参りましょう」
「ああ、いつもながらお前の馬鹿力には驚かされるよ」
「ありがとうございます。 しかし、その様に設計され製作されただけですので」
大扉から侵入すると、貨物室の様な大きな区画だった。 天井にはクレーンと思われる装置が複数設置されている。
奥へと進むと、複数の小さな扉が並んでいた。
「スキャンデータを見せて呉れ」
ジェミニの目から出るレーザー光が3D画像を表示した。
「取り敢えず、この比較的大きな区画を目指そう。 一番左の扉からが近そうだ」
アキラが小さな扉のノブを回すと、扉は容易に開いた。
「ここからは、力は必要なさそうだな」 ジェミニを見ると、ジェミニが口角を上げてニヤついていた。
「ジェミニ! お前!?」
「少し・・・改良しておきました」
「気持ち悪いから、やめて呉れよ」
「そうですか? 設計に問題が有った様ですね。 改良し直します」
「そうして呉れ。 そもそも、その機能は無理に付ける必要は無いよ」
「了解です。 しかし、残念です」
小さな部屋だった。 小さなテーブルには埃が積り、小さな椅子が散乱していた。
部屋の隅には破損したモニターが落ち、その横には書類が散乱していた。
アキラが書類を手にしようとしたが、無残にも粉砕し、持ち上げる事も出来なかった。
「アキラ、この部屋の備品類の簡易測定結果は、約2万年前のものと測定されました。 詰まり、地上と同程度ですので、地上の災害とほぼ同時に、この区画も壊滅した様です」
「そうか、分かった。 先に進もう」
狭い廊下を進み、目的の部屋に辿り着いた。
「開けるぞ」
扉を開くと、そこは大きなモニターが設置され、複数のコントロール装置が並んでいた。
「指令室・・・だったみたいだな。 3百年前のNASAの管制センターみたいだ」
「アキラ、的確な表現ですね。 恐らく間違いないでしょう。 あれを、ご覧下さい」
ジェミニが指し示す方向に、この惑星の住人が3人、折り重なる様に倒れていた。
死体は既にミイラ化している。
アキラが、一人の骨を持ち上げようとしたが、崩れ落ちてしまった。
「アキラ、触れない方が良いでしょう。 相当に風化しています。 恐らく、徐々に酸素が失われたのでしょう」
「ああ・・・スキャンで身体構造を見せて呉れ」
ジェミニは暫し死体を見詰めていたが、振り向くと3D画像を表示させた。
「身長130cm程度。 完全なヒューマノイドタイプです。 重力が小さい分、全体的に細身である以外は、TERA人やTONA人と殆ど相似です」
「死因は分からないか?」
「少なくとも、骨格には外傷はありません。 容易に想像出来るのは窒息死です。 ウイルス感染も否定は出来ませんが・・・」
「ああ、分かった。 ジェミニ、ここのコンピューターから情報を引き出せないか?」
「やってみます」
そう言うと、ジェミニはコントロール装置の一つに歩み寄り、作業を開始した。
アキラが室内を調査していると、会議テーブルの横にボードが立てかけられ、そのボードに手書きの図を見つけた。
アキラは直ぐに写真に収め、ゆっくりと図を見詰め直した。
「これは恒星、惑星が5つ。 これは、隕石かな。 第3惑星と第4惑星にコースが繋がっている。 第3惑星に何か描かれているが・・・」
「アキラ!」 ジェミニに呼び戻された。
「どうだ、ジェミニ」
「はい、システムの劣化が激しすぎて再起動は不可能です。 しかし、この端末の記憶装置から断片的な情報が取れました。 分析は探査船との通信が復旧してから行います」
「分かった。 ジェミニ、ここの調査はここまでにして、もう少し奥を見よう。 この先にもう少し大きな区画が有っただろう。 そこに行ってみよう」
「分かりました」
「ここだ! 扉が大きいな」
「そうですね。 他の区画と比較して、気密性を高めた構造に設計されている様です」
「開けられるか?」
「やってみましょう」 そう言うと、ジェミニが扉に手を掛けた。
僅かに開いた扉越しに、内部には驚愕の光景が広がっていた。
夥しい数の死体だった。
「これは・・・壮絶だな。 子供達の様に見える体格だけに、一層悲惨に見える」
「はい、この区画が他の区画に比べ気密性が高く設計されていたであろう事を考慮すれば。 竪坑の破損による大気の流出から逃れる為に、皆がこの区画に逃れた。 しかし、エネルギー系の喪失により酸素供給が絶たれた事で・・・全員が窒息に至った」
「恐らく、そうだな。 おっ、ジェミニ。 あれは・・・」
部屋の一角にテーブルが設置され、テーブル上に何等かの装置が設置されていた。
「アキラ、恐らくビデオ記録装置だと思われます。 カメラが付いています。 装置を持ち帰って確認してみます」
「装置は損傷してないか?」
「ええ、筐体は金属ですし、かなり頑丈に製作されている様です」
テーブルの直ぐ傍に、椅子から倒れ落ちた様な状態の死体があった。
「もしかすると、記録したのはこの人かも知れませんね」
「そうかもな・・・ジェミニ、一旦戻ろう」
竪坑の小型シャトルまで戻ると、通信が復旧した。
「ローム! ローム!」
「アキラ! 無事でしたか!?」
「ああ、大丈夫だ。 幾つか回収したサンプルもある。 一旦探査船に戻って、分析したい」
「分かりました。 こちらも離陸の準備をしておきます」
重力波航行の航路上で遭遇した、放浪する惑星。 いったい何が起こっていたのか? 2人は謎へと迫る。 宇宙調査員物語 第11話 中編へ続く